こんなページを見つけた。
どうやらヤフーはカスタマーサポートを外に出すようだ。
とはいえ、専門の外注業者に任せるというのではなく、スタッフを1から採用するらしい。
ようやく重い腰を上げ、人員を増強して顧客対応を強化するのだろうと思っていたけど、このIRを見るとまた分からなくなる。
Yahoo! JAPANではこれまで、社内のCS(カスタマーサポート)本部にて、Yahoo! JAPANが提供するすべてのサービスを快適にご利用いただけるよう、お客様からの問い合わせ対応などのサポートを行ってきました。専門の子会社を設立することにより、継続的に高品質なサポートを提供し、更なるお客様の満足度向上を目指すとともに、地方における人材採用を推進してまいります。
これを読む限りだと、どうやら業務そのものを新しく作った子会社(=地方)に移管させるようだ。
もちろん、地方の雇用創生は企業として高く評価されるべきことだ。特に今、地方の不況ぶりは非常にまずい。
自治体もヤフーを誘致するために2億円以上の補助金を出したそうだし、ぜひWin-Winの関係になってもらいたいものだ。
ただ、六本木ヒルズ(ミッドタウン?)においておくと高くつくから、より労働力の安い地方に移管したのではないか、なんてうがった見方をしてしまうのは僕だけだろうか。
一般のお客様を相手にするweb企業にとって、カスタマーサポートはとても大事だ。ある意味、もっとも大事だと言っていいと思う。
今までのスタッフがどうなるのかは分からないが、ノウハウや業務の蓄積が非常に重要な、プロフェッショナルな仕事のはずだ。
今回のこの高知と大分のオフィスが、本当にカスタマーサポートを強化するためなのか(たとえば、ヤフーが今までやっていなかった「電話対応」を行うためとか)、それとも安易に人件費を抑えるための経費削減なのか。
日本を代表するポータルサイトとして、後者でないことを祈りたい。
それにしても、時給740円というのはどの程度のものなんだろうか…
(確かに高知や大分のものよりは上だけど)東京の最低賃金より低いものな…