楽に腹筋と背筋(体幹)を同時に鍛えられる唯一の筋トレ法

年齢と共にどうしてもゆるくなってくるお腹まわり。
こりゃいかんと腹筋するものの、いかんせん、腰や背中を痛めてしまい中々続かないことが多かった。

そんな折、プロのトレーナーに教えてもらった筋トレ法がとても有効だったので書いてみます。
これだと腰や背中を痛めることもなく、かつ非常に楽にできるのでおすすめです。

やり方は、

  • 1:仰向けに寝た状態で膝を立てる
    2:両手を腰の下にいれる(できればなるべく背中に近く)
    3:入れた手を背中で押しつぶす感覚で力をいれる
  • これだけです。背中の感覚に慣れてきたら、手は入れなくてもよし。
    布団や絨毯など柔らかいところでやれば、腰と背中を痛めずにすみ、腹筋だけではなく背筋と腰、いわゆる体幹を鍛えることができます。腰痛にも非常に効果的です。

    ただ、そんなに高負荷なトレーニングではないので、慣れてきたら背中を押し付けた状態でゆっくり通常の腹筋をやってみましょう。
    普通の人なら5回もやれば苦しいはず。

    寝る前の布団の上で2,3分でできるので、特に女性などにはおすすめです。

    自殺の後始末

    いつも通りの平日の朝。
    クライアントのとある女性スタッフが自ら命を絶ってしまったというニュースは、そんな日常に飛び込んできた。

    我々は、急遽降りかかってきた膨大な仕事に追われることになった。それはほぼ一日中続いた。

    仕事に忙殺されている間、私は少し彼女を恨んだ。
    こんな風に予定外の仕事に追われているのは、彼女が突然死んでしまったことが原因だ。
    彼女は当然、そんなことは知らないだろうが。

    それほど親しかったわけではない。
    会ったのも数回きりで、よく気のつく、いつもニコニコした若い女性という印象。

    信頼するスタッフたちは皆、テキパキと事務的に業務を進めた。
    「(彼女が死んだから)ここのフォロー頼む」
    「(彼女が死んだことでできた仕事が)終わりました」

    まるで彼女はまだ生きていて、口にしたら本当になってしまう。そう信じてるみたいに。

    「彼女はもういない。そのことで発生した仕事も仕方ない、もちろんやるさ」
    それでもやはり、我々はみな大きな喪失感を抱えていた。

    「だけどどうして…… どうしていなくなってしまったのか……」

    どんな個人でも、突然いなくなれば影響が出る。たくさんの人に迷惑を掛けることになる。
    それは仕事の後始末なんかじゃなく、内蔵がえぐられるような心の痛みだ。

    皮肉なことに、その人が傷つけたくないと思っていた人ほど、その痛みは大きい。
    我々は直に通常の生活を取り戻すだろうが、彼女の家族や友人、大事な人達はどうだろう。

    時に死んでしまいたいと思うことがある。

    「死ぬ気で頑張れ」「死ぬ覚悟があれば何でもやれる」
    そう言う人は、本質を分かっていない。もう頑張れないから死んでしまいたいと思うのだから。

    自分の未来を憂い、思い悩む日々がある。自分の存在価値を疑い、自己を責める時がある。
    彼女の苦しさがいかばかりだったのか、私には知る由もない。

    だけど私は、あなたがいなくなって寂しいよ。とても。
    残された者として、あなたのいない日々を暮らしていくのはとてもつらい。

    私は誰かに喜びを与えることができているだろうか。それは分からない。

    でもただ「生きている」それだけで、誰かにこんな大きな悲しみを与えずに済む。
    それだけでも、生きていく意味っていうのはあるはずだろう。そう思わないと、もうここに立っていられない。

    さようなら。またどこかで。