「LINE」の対抗馬となるべく、先日ヤフージャパンが「カカオトーク」を買収 した。
カカオトークの開発元は「カカオコーポレーション」で、LINEのNAVERと同じ韓国企業である。
というより、元々LINEはカカオトークを模倣したサービスだ。
同じようにLINEをパクったDeNAの「comm」というサービスが記憶に新しいが、ヤフーにしろDeNAにしろ、この「無料通話・チャット」サービス領域が今後伸びると踏んでいるのだろう。
実際は、LINEに追いつくのは難しいと分かってはいながら、その一人勝ちを指をくわえて見ている訳にはいかない、というのが本音だと思われるが。
そして、このカカオトークのユーザーレビューが相当やばい。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kakao.talk&hl=ja
少なくとも記事投稿時点で、レビューのほとんどが自分のIDを晒した出会い系サイト状態となっており、アプリに対するまともなレビューはほとんど見当たらない。
中にはLINEのIDも一緒に載せているレビューまである。
この手のレビューはLINEやcommにも稀に散見されるものの、カカオトークだけ突出して異常だ。
これは、カカオトークはそもそも「無料通話・チャット」サービスではなく、出会い系ツールとして認識されていた、ということだろうか。
LINEはリアルの友だち用、カカオトークは出会い用とヘビーユーザの中では棲み分けができていたのかもしれない。
だとしたら、ヤフージャパンはそれを知っていたのだろうか。
噂の「爆速」で買い急いでしまったのだろうか。
このままだと打倒LINEどころか、自らのブランドイメージに傷をつけただけ、という事になりそうな予感がする。