少し前から、調べたい単語をGoogleで検索すると、ほぼweblioが1位で表示されるようになった。
ひと昔前は、goo辞書やYahoo辞書だった印象があったが。
そして今日、何となく調べた単語で驚異的な検索結果が表示された。
あくまで私の環境ながら、なんとトップ10のうち実に9つがweblioで埋め尽くされている。
なんという全盛期の小室ファミリー状態。
しかしよくよく見てみると、検索した単語とは無関係な内容も散見される。
結果のうちのひとつを見てみると、
このように、金融庁やらWikipediaの文章を引用して表示している。
すべてをDB化しているとは考えにくいので、おそらくAPIを利用し、検索ワードを元に、そこそこ権威のある文章を引っ張ってきているのだろう。
こうすれば、膨大な単語や文章を自らのコンテンツにし、キーワードにできる。
普通のサービスがこれをやったら完全にスパム扱いされそうだが、辞書の利用者からしてみれば、このような例文が表示されることは有用でもある。
さしものGoogle先生も、振り上げた拳で頭を掻くしかないのかもしれない。
これが彼らのSEO対策のすべてではないだろうが、辞書というコンテンツを逆手に取った、非常に巧妙な手法だなと感じた。