昨今、優遇見直し論が活発な軽自動車。
それとは直接関係ないのだけど、軽自動車のナンバープレートの黄色、あれは意味があるのだろうか。
それまで白だった軽自動車のナンバープレートが黄色に変わったのは、1975年の排ガス規制法がきっかけだ。
環境保護が叫ばれ始めた社会情勢の中、軽自動車にも厳格な基準を設けるため、550cc(当時)の規制がかけられた。
その際、ナンバーが黄色になったのは、高速道路での普通自動車との違いがあったからだ。
・制限速度が異なっていた(80km)ため、視認による取り締まりを容易にするため
・料金が異なるため、料金所の係員がすぐ分かるように
しかし、制限速度の違いはもう撤廃されたし、料金もETCで支払うのが当たり前になっている。
それ以外に、道路上で普通自動車と軽自動車を見分けなければならないケースはあるだろうか。
税金の管理上、普通自動車と区別する必要があることは認めるが、それはどこかのデータベースでやればいいことで、普通自動車と軽自動車の違いを、公衆の面前に晒す必要はもはやないのではなかろうか。
私は車に疎いので、正直見た目だけで軽自動車と分からない車もある。
ナンバープレートが黄色だから「あぁ、これも軽なんだ」というのが結構ある。
日本人の「見た目を気にする気質」はバカにできないものがあって、黄色を白に変えるだけで、結構な経済効果があるのではとずっと思っている。
黄色ナンバーを気にして、軽自動車の購入を思いとどまっている人は相当数いるはず。
何か意味あるんでしょうかね。
黄色ナンバーを気にして、軽自動車の購入を思いとどまっている人が白ナンバーになった軽自動車を買う。
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全体的に低価格車に移行。
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自動車会社は売上ダウン。
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自動車会社で働く人の給料はどうなる?
黄色ナンバーを気にして、軽自動車の購入を思いとどまっている人が白ナンバーになった軽自動車を買う。
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税収が下がる。
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公共事業や景気対策に使える予算はどうなる?